NY女子のギフト調査室♡

okayu's gift research room♡

世界のギフト文化についてNYで学び、東京のギフトショップでバイヤーや制作を経験し、現在はロンドンのギフトショップで働くアラサー女子が≪各国の贈り物事情やラッピング情報≫を紹介します。|world's GIFT culture from London

#300 顔も名前も知らない誰かに贈るギフト!?『CHOOSE LOVE』がロンドンにやってきた!

どーも、オカユです!

 

私はこれまでに、友人やパートナー、家族、そして自分自身へのご褒美ギフトについてこのブログでたくさん発信してきました。

 

今回はロンドンの中心エリアにある「自分の知らない人にギフトを贈る」というコンセプトを持った新しいお店『CHOOSE LOVE』をご紹介したいと思います。

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「どういう意味?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。

イギリス国内外にいる難民の方に支援物資を寄付することができるという仕組みのお店なのです。

choose.love

 

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ディスプレイされたたくさんの支援物資の中から、自分でどのアイテムを難民の方々へ送りたいか選んで購入することができます。

 

どのような人がシチュエーションで必要になるか、なども細かく記載されていて、イメージしやすいようにディスプレイされていました。

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寄付できる物資の一例がこちら。

・温かい食事

・暖を取るための衣類

・メンタルヘルスをケアできるアイテム

・女性の健康を維持するためのアイテム

・家族が再会できるようにするための交通支援

などなどです。

 

お店のコンセプトだけを聞くと、堅苦しそうなイメージを持つかもしれませんが、店内の雰囲気はその真逆!

 

ピンクの内装が可愛らしくて、洋服やコスメのお店と勘違いしてしまいそうなくらい明るい雰囲気です。

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私自身も、友人から「カーナビーストリート(ロンドンのお買い物ストリート)にイケてるポップアップショップができてたよ」と教えてもらって知ったほどです。

 

こちらのお店では、その場でお金を払うこともできれば、しっかりよく考えてオンラインで支払うこともできるそうです。

 

店員さんもとっても気さくで、寄付して!!とプレッシャーをかけてくることもなければ、懇願されることもなく、フランクな雰囲気でした。

 

イギリスはもともと日本よりも、困っている人や団体へお金や物資の寄付をすることが盛んです。

 

寄付とボランティアで成り立っているリサイクルショップなどのお店は街のあちらこちらで見かけるのですが、都会のど真ん中で難民支援ができるという発想にはとっても驚かされました。

 

欧米の他の国や地域では大成功していたようで、待望のロンドン支店がついに開店したとのこと。

 

日本にいた頃は移民や難民の問題はあまり身近ではなかったのですが、イギリスに住んでいるといろいろと考えさせられるケースが多々あります。

 

社会問題を解決するためのアプローチは人それぞれだと思いますが、現状を知ったり、社会の一員として考えたり、実際に行動に移せる機会が生活圏内にあるのは素敵なことだと思います。

 

今後、どのような動きがあるのかにも引き続き注目です!

 

◆今日のひとこと

サッカーのワールドカップ楽しみ!