どーも、オカユです。
みなさんもご存知の通り、私の住むロンドンという都市は世界中のさまざまな国と地域にルーツを持つ人が住む場所です。
それに伴い、宗教もみんなバラバラ。
ある家ではクリスマスツリーを飾って盛大にお祝いしますし、その隣の家ではヒジャブと言う布を身につけて肌の露出を避けた女性が住んでいるということもザラにある街なのです。
私にもロンドンに来てから少しずつ友人ができ、彼・彼女たちの人種や信仰は同様に多様なものです。
今日は、その事実に伴って起こった出来事を紹介します。
仲の良い友人の一人と、ロンドンでは珍しい天気の良い日にピクニックをする時、よく手作りスイーツを作ってきてくれるので、そのお返しに何かを贈ることにしました。
日本のスイーツを作ってお返しすることも考えましたが、私はフラットシェア(日本でいうシェアハウス)で暮らしているので、あまり長時間キッチンを独占するお菓子作りはあまり気が乗りませんでした。
となると、私の大好きなギフトショップでのギフトハンティングに出陣するしかありません!
近所でとっても信頼しているギフトショップ(痒いところに手の届くアイテムが揃うお店)に行き、彼女のキッチンに似合いそうなちょっとした雑貨を選ぶことにしました。
ところで、パティシエ級にスイーツ作りが上手な彼女は、ムスリム、イスラム教徒です。
イスラム教と言えば、豚肉を食べられない・ラマダン等の多くの決まりがありますよね。
そして、その決まりのひとつに「偶像崇拝を禁止」というものがあります。
そして私は気がついたのです。
私の選んだキッチンタオルには、小さいですが猫のマスコットがついていることに!
私は以前、「イスラム教徒の方にとって偶像崇拝にあたるようなフィギュアなどを贈ってはいけない」という記事を何かで読んだことがあることを思い出しました。
慌てて他の柄に選び直し、きれいな植物の柄のキッチンタオルを購入しました。
後日彼女に会った時に渡すと、彼女はとっても喜んでくれて、キッチンのカウンターでセンスの良い食器たちと一緒に使ってくれている写真を早速送ってくれました!
後々になって彼女と会った時、猫のマスコットがついたタオルから植物柄のタオルに変えたと言う今回の経緯を話してみると、
彼女の家庭は「そこまで敬虔なイスラム教徒ではないので問題ないよ」と笑ってくれていましたが、「中には気にする人もいるかもね」と言っていました。
それを踏まえて私も調べてみると、中東などのイスラム教を国教と定めている国などでは、ポケモンが禁止されているなどその規範も厳しいようでした。
もし知らなければ、東京土産にうっかりピカチュウのグッズなどを渡してしまいそうです。
今回のように、好意でやっていることが裏目に出てしまうかもしれないという、プレゼント選びの難しい所ですね。
また一つ勉強になりました!
世界中の人たちに共通して当たり障りのないプレゼントってなんだろうな〜と考えたのでした。
◆今日のひとこと
イタリア人の友だちに東京で手頃な美味しいカジュアルイタリアンを食べるならどこのお店がいいかと聞かれて、サイゼリアをおすすめしてしまいました。(ごめんなさい)