どーも、オカユです!
先日こちらのブログで、ポルトガルのリスボンに行ってきたという更新をしました。
#293 ポルトガル・リスボンは可愛いお土産で溢れていた! - okayuのギフト調査室♡
そちらで紹介したお洒落な雑貨屋さん『A Vida Portuguesa』に伺った際、素敵な刺繍の雑貨が並んでいました。
店員さんにハンドメイドですか?と尋ねたところ、その回答だけでなく、なんとも素敵なお話を聞くことができたので今日はそちらをシェアします!
ポルトガルのバレンタインデー
17世紀頃のポルトガル北部の街では、婚約の際に刺繍のハンカチを贈るという風習がありました。
ペーパータオルやジェットタオルがまだない時代のポルトガルでは、ハンカチは今よりもさらに必要不可欠で大切なもの。
肌身離さず持つ必需品だからこそ、ポルトガルの男性は女性に対して「僕のハンカチを作ってくれないか?」と尋ねてプロポーズをしていたそうです。
そして、女性は男性のために布を四角く裁断するところから、カラフルな糸で刺繍を縫うところまで何日もかけて手作りし、プレゼントしました。
男性はこのハンカチを使うことで、周りの人に婚約者の存在を知らせたのだとか。
また、このハンカチはただ手や汗を拭うだけでなく、結婚式の花束を包む布として使われたり、女性が亡くなった際に顔を覆う布として使われるなど、生涯に渡って使用される特別なものだったそうです。
だからこそ、ポルトガル人にとって恋人にハンカチを贈ることは永遠の愛を捧げることを意味するのですね。
このような伝統から、今でもバレンタインデーに恋人やパートナーにハンカチを贈る習慣が残っているそうですよ!
ポルトガル人は、なんとロマンチックなんだ!!!
刺繍の柄に込められた意味
ハンカチに刺繍をする際のモチーフにも、それぞれに意味が込められています。
- ハート:愛情
- 鍵:2人の結びつき
- 鳩:忠実
などなど。
これに加えて、ポルトガルならではの情熱的でロマンティックな詩が刺繍されることもあるそうです。
愛情のこもったハンカチ、その背景や意味を知るとさらに素敵なものに見えてきます。
先日リスボンを訪れた際には、雑貨屋さんやお土産屋さんにも並んでいて、ハンカチだけでなく、その布を活用した刺繍のポーチなども置かれていました。
あたたかみのある手作りのハンカチやポーチ、ポルトガルのお土産やバレンタインのプレゼントにいかがでしょうか?
◆今日のひとこと
最近やっっっっっと初めてジブリの『耳をすませば』を観ました。