NY女子のギフト調査室♡

okayu's gift research room♡

世界のギフト文化についてNYで学び、東京のギフトショップでバイヤーや制作を経験し、現在はロンドンのギフトショップで働くアラサー女子が≪各国の贈り物事情やラッピング情報≫を紹介します。|world's GIFT culture from London

#243 コロナ禍に日本人留学生がNY→羽田に帰国する一部始終(2021年1月29日帰国)

どーも、オカユです。

日本時間の1月29日夜にNYから日本に帰国しました。


今日はとても長くなりますが、私が帰国前に欲しくても入手困難だったNYからの帰国情報を中心に、その流れを時系列順に更新していきます。
※日々状況が変わりますので、実際に帰国される方はご自身でもお調べください。

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出発から72時間以内のPCR検査

検査場と病院探し

私は、NYのJFK空港から現地時間で1月28日に出発する飛行機を予約していました。

2020年の1月9日以降、日本人であってもNYから日本への入国の際には出発から72時間以内のPCR検査の陰性証明書の提出が必要です。


ということで、近所の検査場に確認したところ、その検査場は結果が出るまでに3日以上かかると言われました。なので、出発までに間に合いません。


次に連絡をしたCityMDの検査場では、「rapid」と呼ばれる20分ほどで結果が出る検査に対応しているようでしたが、証明書の発行には対応していないようでした。

後から知ったのですが、rapid検査や唾液採取(Saliva)による検査は日本入国時の陰性証明書に対応していないそうです。鼻を綿棒を入れる形式(Swab)によるreal time RT-PCR法のみ対応していて、さらに医師の診察をして証明証をもらう必要があります。


そして、数日後に送られてきた在NY日本領事館からのメールに「証明書対応のNYの医療機関」がリストアップされていたので、そのうちの半数ほどに連絡をしました。

リストの中には日本語に対応している病院の記載もあったので、英語が不安な方はその病院に問い合わせてみるのも良いかもしれません。

 

現在、医療機関はとってもお忙しい&アメリカの電話あるある(?)で、ほとんどの病院が電話で問い合わせ時に折り返すと言われても電話が来なかったり、メールを送っても返信がなかったり、検査の予約が埋まっていたりとなかなか予約が取れませんでした、、、

 

なんとか2軒の病院と連絡が取れて、そのうちの一箇所に予約を取りました。

予約内容は、オンライン診察とクリニックでのPCR検査(結果は72時間以内)、陰性証明書の発行です。


ちなみに、NYでは私のような学生ビザ(F-1)の日本人留学生でも、保険の有無に関わらず基本的にPCR検査、抗体検査ともにあらゆる検査場で無料で受けることができます。

しかし、陰性証明書の記入に対応している病院での検査や、本文中でのちに登場する36時間以内に結果が出るPCR検査の場合は有料です。

 

ようやく予約ができて油断していた矢先、クリニックから電話があり「よく調べたら、検査結果が出てから問診をする必要があるので、当院の検査だと間に合わない可能性が高くなってきました」とのこと。

通常、PCR検査は検査場からラボに検体を発送する都合で結果が出るまでに2〜5日かかりますが、24〜36時間以内に結果がもらえる検査場(お金を払ってラボと提携しているらしい)があるそうで、そちらで検査して結果が出たら問診をしましょうということになりました。

 

そしてすぐにNY市内にある36時間以内に結果が出る検査場を探し、マンハッタンにある検査場を予約!

そちらでは証明書の発行はできないそうなので、やはり対応している先ほどのクリニックに申請する必要があり、クリニックのオンライン診察の予約は残すことになりました。

 

ということで結局、検査を受けるのはマンハッタンの検査場、オンライン問診と書類の発行をしてもらうのはマンハッタン外のクリニックになりました。

何はともあれ、対応してくださって感謝!

 

このブログでは、どの検査場で検査を受けたか、どのクリニックで診察してもらったか、保険が使えたかなどの記載は避けますが、もし知りたい方はお気軽にDMください!

 

PCR検査〜陰性証明書受け取り

飛行機の予約が28日の昼12:40だったので、大体その72時間以内にあたる25日の昼1:00に検査場の予約をしていました。

有料なだけあって、検査はとってもスムーズ!

身分証明書1分、検査の説明1分、身分再確認1分、検査1分の、合計4分ほどで終わりました。

 

そして、検査から25時間後の26日時午後2時頃にメールで送られてきて、結果は陰性!

クリニックにそのメールを転送し、医師に5分ほどのオンライン問診をしてもらいました。

身分確認や その時点の体調、いつまでに書類を用意する必要があるかなどが、聞かれた項目です。

 

それから2時間ほどして、クリニックからメールで無事に陰性の証明を受け取りました。

 

そのあとは受け取った書類を近所で印刷したり、シェアハウスのデポジットを受け取ったり、友だちやお世話になった方々と最後に会ったり、パッキングや引っ越しの準備をしたり、最後の晩餐をしたりして残りのNY滞在時間を過ごしました。

 

NYの家を出発〜JFK空港まで

NY市クイーンズの自宅からJFK空港まで、電車やバスで行くこともできたのですが、荷物が多かったのでUberで行くことにしました。

直前まで友人に迎えに来てもらうはずでしたが、まさかの友人寝坊のため急遽変更(笑)


Uberはいたって普段通り(前後の座席のパーテーションはもちろんあり)で、平日の午前9時台だったということもありスムーズに空港に着きました!

 

JFK空港でJALのカウンターチェックイン

空港は、 本当に人がいません。少ないのではなく、文字通り人がいないのです。

カウンターでPCR検査の陰性証明書を提示するのですが、他の数名の方は記載に抜けがあったり違う方法で検査を受けてしまっていたりで、羽田着後の検査で陰性でも3日間の検疫所管轄の施設で隔離の可能性があると言われていました。

 

また、出発前にwebで健康チェックをしてそれを証明できるQRコードをスクリーンショットしておくように言われ、同時に説明書を渡されました。

 

JFK空港ターミナル1の様子

事前に、お店が開いていないというのはもちろん聞いていました。

お化粧品の免税店は開いているように見えましたが、カフェ1店舗を除いてそれ以外は閉店しているように見えました。

 

大きめな荷物もあったので、散策などせずにゲートのすぐ近くのロビーで友達と電話をしたりして時間を潰しました。

この日は問題ありませんでしたが、例えば離陸に遅れが出て、離陸時間とPCR検査を受けた時間が72時間以上開く場合は陰性証明書が無効になるそうで、天候が崩れている日などは当日も油断できなさそうですね。 

 

飛行機内の様子

やはり乗客はとても少なく、座席の種類を全て合わせても20人もいないような印象でした。

搭乗時に、ウェットシートをいただき、各自で座席周りを念のため拭きます。


私の席から見える範囲には乗客がほとんどおらず、横3席を丸々使って横になれたり、最初と最後にCAの方から個別にご挨拶があったりと、普段とは違った空の旅でした。


搭乗中は、CAさんが巡回している時に声をかけるというよりは、用があったら呼ぶというシステムに近かったです!

ちなみにお菓子がギャレーに置かれていて、取り放題でした♡
2回の機内食は、カートで運ばれてくるのではなくて、希望のメニューを聞かれて個別に持ってきていただくと言うシステムでした。


羽田空港の駐機場に到着後、10〜15分ほど待って飛行機を降りました。

その待ち時間に、どこの国から来たかや健康状況を記入する「健康カード」と呼ばれる紙が配られ、機内で記入をしました。

  

羽田空港でのPCR検査

広い空港内をこれでもかというほど歩いて到着した先に、検査のための待機所がありました。

荷物が重買ったのですが、カートが使えて楽ができました。

人が少なかったので、自動的にソーシャルディスタンスは保たれていたと思います。

 

事前に用意したQRコードと健康カード、陰性証明書、食う子からの移動手段の確認するブースを通過した後、

PCR検査についての説明とそれぞれに検査の番号が通知され、パーテーションで限られたスペースに立って、太さ1.5cmほどの試験管の下から2.5cmくらいのところに線が書かれていて、その分の唾液を漏斗を使って集めて入れます。

 

唾液が出やすいように、レモンや梅干しの画像が貼り付けられていました。
私は事前に特に何も言われていませんでしたが、検査前の30分は、水を含めた飲食物の摂取はしてはいけないそうなので注意が必要ですね。


検査後に手指の消毒後、再び歩き進めて結果待ちのスペースに移動。モニターに各人に割り当てられた番号が表示されたら、検査結果が出ます。だいたい30分後に、結果が出て陰性でした。

結果がでたらカウンターで書類を受け取り、再び歩き進めます。

 

その後は検疫と荷物の受け取りを行い、空港から出ることができます。

その移動の通路の途中に周回バスについての説明書きがあり、必要であればそれに乗るという流れです。

 

ここから先は、結構色々な方がYouTubeやブログを更新されているので、私からはこの辺にしておきます。

現在は14日間の隔離生活中です。

電子書籍発行の準備や、NYギフトマップづくり、仕事探しをします!

 

帰国した感想

困難な状況の中、第一線で働いてくださっている方には本当に感謝しています。

お陰様で、1年以上振りに日本に戻ることができました。


この時期にアメリカから日本に向かわれる方の多くは、やむを得ない事情がある方だと思います。
日本では海外からの感染源による感染拡大が大きく報道されているようですが、帰国者のほとんどは政府の指定する段取りをきちんと踏んでいる方ばかりなはずです。

 

読者の皆さんの中にはもちろん、様々なご意見があると思います。

私の行動を批判したい方もいらっしゃると思います。

未曾有のウイルスで恐怖を覚えるのはもちろん理解できます。

ただ、帰国する本人も恐怖心を抱きながら、止むを得ず帰国しているわけです。

正当な段取りを踏んで帰国・自粛生活をした人に、どうか辛い言葉をかけないでいただけたらと思います。


このレポートがどなたかのお役に立てますように、、、。

 

◆今日のひとこと

日本について最初のご飯は、おでんでした!